左官屋のお仕事
こんにちは、光洋リフォームです。
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今回は私たちの会社に関わってくれる職人の仕事風景をブログにしていきたいと思います。
今回は左官屋のお仕事です。
左官とは、建物の壁、床、土塀などをコテを使って塗り仕上げる職種です。日本の壁は、昔から土壁で作られてきて、竹を編んで格子状にした小舞下地に、藁を混ぜた土を塗り重ね、消石灰、麻などの繊維・糊で作られた漆喰を用いられてきました。
現在ではモルタルなどを塗ったりします。その下地にはラス紙(防水)と小舞下地の役割であるラス網を使い、モルタルを塗っていきます。
黒いものがラス紙で網がラス網です。
この上にモルタルを塗り重ねていきます。
これで下塗りの完成。仕上げの写真はどこかに行きました、すみません。
左官の仕事はこれで終わりではありません。まだやってもらうことがあります。
基礎を作ってもらいます。独立基礎の補強です。
穴を掘ったところにコンクリートを打ちます。
まずは枠組みを作ります、そして鉄筋も同時に組んでいきます。
枠組みが終わったので、次にコンクリートを作ります。
コンクリートは、水と砂、砂利、セメントでできています。
これらをしっかりと混ぜて枠の中へと流し込んでいき、バイブレーションでならしていきます。
この写真では分かりにくいのですが、バイブレーションという道具を使っています。これでコンクリートの中に入っている空気を外に出します。
空気を出さないと、そのまま固まってしまったらコンクリートの強度が弱くなります。
枠組みに入ったコンクリートです。夏なので、翌日ぐらいには乾いているはずです。
冬は水分の蒸発が遅いので乾くまで時間がかかってしまいます。
翌日、枠組みを外して完成になりました!
左官屋のお仕事は時間がかかるお仕事かもしれませんが、研鑽された技はとても綺麗な造作を生み出してくれます。
コテに土やモルタルを乗せられるようになるまで約3年くらいかかると言われています。長い時間を掛けて確立された技は安心を届けてくれます。
まだ、僕の知らない左官の顔があるかもしれません。
そのときは、またブログに書いていきたいと思います。